【52】夏休みの宿題請負

この夏休みの後半で気になったのが、夏休みの宿題の請負です。自由研究や読書感想文などは確かに、時間もかかるのでなかなか難関になることが多いことでしょう。

そのために、それらをお金で解決しようとする動きがでてきていました。例えば、読書感想文なら、ほかの人が書いたものを買い取って、名前だけ書きかえればよいとか、極端な話、名前以外は原稿用紙に書いて、送ってもらって名前を書いて提出するといった具合です。

それは自由研究にも同じことが言えます。そこで観察した記録や資料などをまとめたノートなどを売り出すことになるわけです。それをあたかも自分がやったようにして提出するといった感じです。

あきらかに本来の夏休みの宿題の意味がなくなっていることは明白です。それを何でもお金で解決しようというのも問題だと思うのです。困ったらお金をだしてほかの人にやってもらえばいいといったことを、子供が覚えてしまわないだろうか心配です。

まあそうならないように、出題する側でも修正が必要なのかもしれません。例えば、読書感想文の目的は、資料を読んで、感じたことを自分の意見としてまとめる練習なわけですから、極端な話、社説の要約などでもいい気がします。

自由研究も、もう少しハードルを低くしてあげる必要があるかと思います。実験とかは確かに難しいかもしれませんが、図書館で調べるだけで話が終わる内容位から始めたほうが、本人たちのやる気が出る気がします。

どちらも気が重く、なかなか手につかずに、夏休み終わりまでずれ込むわけですから、少し出題の仕方を考えたほうがようかもしれませんね。

【51】夏休み短縮化からキッズウィークへ

ここずっと、夏休みの短縮化が進んでいて、八月に一週間くらい学校がある場合があります。同様に、冬休みも少しずつ削られていく傾向にあります。ゆとり教育の影響がこんな形で残っていくのも困ったものですけどね。あれがなければ、ずっと夏休みは同じだった気がするのですが・・・

来年になると今度はキッズウィークが導入されるとか。夏休みの短縮分をほかで休暇にするとかのようですが、そもそも夏休みを短縮したのは、二学期はいろいろ行事がおおくて、通常の授業が行えないので、その分の授業日数を増やすためだったと思うのですが・・・まあ、決める人たちにはわからないことなのかもしれませんね。ゆとり教育と同じように・・・