2020年 合格体験記①

今シーズンの合格体験記をここからお伝えしていきます。

まずは、京都大学農学部に現役合格したEさんの体験記です。


誰かの講義を聴いて勉強することは出来ない、というのは個人的な考えです。他人の発した言葉をそのまま受け止めるだけでは、自分の頭の中に本当に理解したことには到底なり得ないという直感を基にしています。勉強をするには、知覚したものをある程度自力で、即ち自分の言葉で言語化しながら、手持ちの論理構造に帰着したり、或いはそれらを微妙に改訂したりして「自分のものにする」という作業が必要なのだと思っています。

この塾に通った2年間でやっていたのは詮ずるところそういうことだったと感じます。受験に必要な小手先のテクニックではなく、「自分で」「真に」学習をするということ、その方法、という類のことを教わってきました。これから先、大学へ、さらにより深遠なる学問の世界へと踏み出していくにあたり、ここで得た経験は価値ある基礎を私の中に築いてくれたように思います。先生方には、私の拙く漫然とした疑問にもきちんと向きあって考えてくださったことで、大変感謝しています。桜先生の話は英語の話より人生の話の方が面白かったです。

長い間お世話になりました。ありがとうございました。


彼女は、本当によく学ぶということを理解していたと言えるでしょう。特に、いつも「なぜ」そうなのかとうことを常に考えていました。その反面、暗記が苦手で、そこに理由付けがなく、とにかく暗記するということが苦手でした。ですので、暗記科目は苦手で、生物も重要語句などを覚えるのは難しいようでした。その反面、文章を読解して考える問題はよくできていました。

どのようなものにも背景があって、そうなるべく理由があるということを常に考えて勉強していたので、とてもよい勉強の仕方だったと思います。まさに研究者向きだったとおもいます。現にHASHIKENの勉強法も自分にどのように影響を及ぼしたのかも分析できていますね。お見事でした。