【42】成績が伸びる生徒の条件

HASHIKENにきて成績がどんどん伸びる生徒がいます。その条件をお伝えします。

それは、謙虚さです。つまりは、私たちの側で提案されているカラーマーキングや弱点ノートなどの勉強法を、言われたとおりに行っていくことや、課題や自習時間をしっかり提案通りにこなっていくことが出来るかどうかに関係しています。

それはみんなやることでは?と思われるかもしれません。ところがこれがまた難しくすることがあります。

成績の良い生徒にとっては、ある程度、勉強法が確立されているので、それ以外の方法を受け付けませんという生徒がいます。自分のやり方があるので、それはやりませんということです。これは成績が伸びません。

自分のやり方で成績が伸びなかったので、入塾したのに、結局自分のやり方が一番って・・・伸びるわけありませんよね。自分のプライドがあるのかもしれませんが、そこを謙虚に提案をあてはめた生徒が成績を伸ばすことが出来るわけです。

実際のところ、学ぶ側としては、謙虚さはどこでも大事ではないでしょうか。ノーベル賞を受賞する教授の方々であっても、いろいろな意見に耳を傾け、頭ごなしに、それは間違いとは言わないことでしょう。謙虚な気持ちで、話をきくことが、企業のトップなどの資質として必要なのではないでしょうか。

2017年合格体験記②

ここでまた合格体験記をお伝えします。

今回は、中学生からずっと来てくれている生徒で、高校入試と大学入試と志望校に合格を決めてきました。今年の大学入試でも、どんどん合格を増やしていき、どんどんレベルの高い大学に合格しています。以下Hさんの合格体験記です。


私がこの塾に通い始めたのは中学三年生からです。中学二年生の時には別の集団授業を行っている塾に夏休みの数週間だけ通っていたのですが、遠かったことと授業のスタイルが合わなかったことからやめてしまいました。そんな時に親に勧められたのがハシケンでした。

私は高校受験の時も、大学受験の時も、弱点ノートをしっかり作り、見直すことに重点を置いて勉強しました。弱点ノートというのは、自分の使っているテキストや授業で毎回行うテストの際に、間違えた問題を書き写し、正しい答えの導き方を書いておくノートです。

自分はこの問題の何がわからなかったのか、どうして間違えたのかを書くことで、次に似たような問題を見たときに、同じ間違いをしないようにすることができました。またどんどんテキストを進め弱点ノートを作っていくことで、自分の苦手な問題や分野だけがまとまったノートが完成します。

私は試験当日にそのノートを持っていき、周りの受験生が分厚い参考書を読み返している間に、私の苦手なところのみを集め、私がわかりやすいように書いた弱点ノートを復習し、落ち着いて試験に臨むことができました。

苦手を苦手のままにしておかないことはもちろん重要であるとおもいますが、そうはいってもやはり苦手なところは苦手で、嫌いでやりたくないと感じると思います。

ただ私がより大切であると思うことは、苦手とどう向き合うかということです。誰だって間違えることは嫌です。しかし苦手から目を背けずにしっかりと向き合うことが合格への一歩であり、私にその機会を与えてくれたのがハシケンであると思います。


素晴らしい感想でした。弱点ノートを有効活用してくれていましたね。

彼女は実力はあるのですが、ケアレスミス・計算ミスが多く、なかなか得点に結びつかない状態でしたが、本番ではなんとか弱点ノート等のおかげで修正できたようですね。本番には強いタイプなのかもしれません。大学に行ってもこの勉強スタイルを維持していってほしいと思います。

【41】中高一貫で成績が落ちてしまう様子

なぜ、私立中高で成績が落ちてしまうのか。

そこにはまず閉鎖的な環境が大きく影響してきます。

クラスとしても1クラスか2クラスのメンバーとなることでしょう。そうすると、そこでの勉強などの様子しかしらないので、勉強というものがどういうものかしっかり確立されるのが難しくなります。

例えば、一人が、もっと勉強しようとしたとしても、周りがそんなに勉強しなくてもいいんじゃないといったお互いに足を引っ張りあってしまう状況があり、なかなか新しい勉強のスタイルや変化を遂げていくことが難しくなります。

また、それをリードすべき講師側も、かなり前向きな姿勢を取っていないと、旧態依然の教え方から脱却することなく、2020年に向けて変化が必要だと言われていても、その時になれば、まあなんとかなるでしょうレベルのところがあります。

なにより、生徒が集まっていることは、自分たちのシラバスが間違っていないことの証拠だという、変な勘違いが後押しして、結局また変化を望まない状況に入ります。

そうすると、周りの公立では、高校入試もあり、しっかり勉強していかないとならない状況で、しかもアクティブラーニングを意識した勉強が必要となり、それを実践しようとしてきていることを考えると、6年後におのずと大きな差が生じることは明白でしょう。

高校においては、内部進学生より、高校入試で入った生徒のほうが成績がよかったりします。本当に私立一貫であることの有効性がいかされているのかどうか疑問のところがあります。

はやりの中学入試ですが、そのあたりの内容をしっかり確認して学校は選んでいきたいものです。

2017年合格体験記①

今年度最初の合格体験記をお伝えしたいと思います。

今回は、推薦枠で早稲田大学に合格したSさんです。

彼女の高校は平均的な学校で、偏差値的にも平均点レベルの学校です。そこから去年のうちに合格をしっかりとらえたのは素晴らしい状況でした。以下体験記です。(色はこちらの編集です)


『わたしと合格とHASHIKENと』

HASHIKENのいくつか特徴あるシステムの中、自分を合格に導いてくれたものが大きく二つあります。

一つ目は、勉強法を指導していただいたことです。特にカラーマーキングを教わったことにより、勉強の効率が大きく変わりました。これは一般的な勉強に限らず、推薦対策の情報収集にも役立ちました。また今まで勉強が長続きしなかった私は、塾で作成して頂いた、合格プロジェクト表に基に、より具体的な計画を自分流に作り、勉強を習慣づけました。これらを徹底したことで、学校の試験に大きく響き、内申対策として、役立ちました。

二つ目は、オリジナルな小論文授業です。他とは違うと感じたのが、先生と生徒たちとのディスカッション制で現代の社会情勢を学べたことでした。様々なテーマの一つとしてグローバル化があげられ、『これこれこういう問題があるから、異文化の理解について学ぶ必要があるだな。』と納得し、そこからその分野を自分なりに固め、論点の軸を見つけることができたのです。よって本番でもその軸の通りに添って書くことができました。思わず、勝ったと思いました。このディスカッションで実際にいろいろな方々とコミュニケーションを取ったことで、交流の場にもなり、鍛えられたので面接試験にも生かすことが出来たと思います。

最後に、この結果の裏には親をはじめ、本当にたくさんの方々の支えがありました。まだまだ未熟な私一人では本当にありえない話でした。その中にいるHASHIKENの仲間にも、とても励ましてもらい、いつも本番に弱い私が、百パーセントの力を出し切ることが出来たのです。こんなに応援していただいて、私は「合格したい!」ではなく、「みんなに恩返しがしたい!」という思いで山々でした。したがって、塾長、チーフさん、先生方、応援してくれたHASHIKENのの仲間、本当にありがとうございました。この塾で学んだことは、大学はもちろん、この先間違いなくいかせると確信しています。


かなりの長文で書いてくれました。ほんとうによかったですね。

特に、自分一人で成し遂げたことではなくて、周りの協力があってのことがわかっていることが素晴らしいですね。是非、学んだことを大学でもいかして、有効活用してほしいと思います。

【40】 私立中学高校で成績が下がってしまう場合がある

今月は私立中学の入試がありました。今年は、2020年の入試を意識して、記述型の入試問題が多かったようです。

実際、マークシートや空欄に答えを書いていくだけの入試よりも、記述で入学した生徒のほうがその後の成績もよいとの情報もあるようです。

ところで、大事なのは、入学してからではないでしょうか。私立中学入試を受けるくらいですから、かなり勉強には自信があることでしょう。

ところが、思わぬ落とし穴があります。その結果、高校を卒業するころに、Fクラスの大学しかなかったり、私立中高の所属する大学に内部進学するしかなかったりすることになる生徒が、少なからずいることを、声を大にしてお伝えしておきたい。

なぜそのようなことが起こるのか・・・

過去の記事を読まれてこられた方にはある程度の予測が立つかもしれませんが、問題は学校の側のカリキュラムや先生の意識の問題にあります。

かなりのポテンシャルのある生徒が中学から入ってきていても、この6年間で公立の生徒より成績が下がってしまう原因がここにあります。

ですから、学校の状況を確認する際に、ほんとうに成績が伸ばせる学校なのか、その出口はどのようになっているのか、確認することをお勧めしたいと思います。

より具体的にどのようなことが起こるのか、次回考えてみたいと思います。