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【合格体験記】
S.E(京都大学農学部合格)
誰かの講義を聴いて勉強することは出来ない、というのは個人的な考えです。
他人の発した言葉をそのまま受け止めるだけでは、自分の頭の中に本当に理解したことには到底なり得ないという直観を元にしています。
勉強をするには、知覚したものをある程度自力で、即ち自分の言葉で言語化しながら、手持ちの倫理構造に帰着したり、或いはそれらを微妙に改訂したりして「自分のものにする」という作業が必要なのだと思っています。
この塾に通った二年間(かどうかは忘れましたが)でやっていたのは詮ずるところそういうことだったと感じています。
受験に必要な小手先のテクニックではなく、「自分で」「真に」学習をするということ、その方法、という類のことを教わってきました(あくまで私の解釈ですが)。これから先、大学へ、更により深遠なる学問の世界へと踏み出していくにあたり、ここで得た経験は価値ある基礎を私の中に築いてくれたように思います。
先生方には、私の拙く漫然とした疑問にも(すぐに答えられないにしても)きちんと向きあって考えてくださったことで、大変感謝しています。
桜先生の話は英語の話より人生の話の方が面白かったです。
長い間お世話になりました。
ありがとうございました。
-原文-

