最近もノーベル賞の受賞のニュースがありましたが、それら前人未到の分野に足を踏み込むためには、明らかに答えのある受験勉強をしてきたいわゆる『東大まで』の人には難しい話になるわけです。
そこで、自分から積極的に問題を見つけて、それを解決する努力をする必要があるでしょう。それを学ぶことはとても大事なことになります。まあそれがアクティブラーニングの本質とも言えるでしょう。
とはいえ、最初から何もないところで問題点を見つけて解決するのも難しいことでしょう。つまりは基礎知識は必要になるわけです。
たとえば、今回のニュートリノの研究においても、それまでのニュートリノ研究の功績は理解しておく必要があります。まずは、どのようにそこまで研究が進んできているのか、どこで行き詰っているのかといったところの基礎知識は必要かと思います。その点で、マニュアルはある程度は必要となります。つまりは、まずは前人の功績を理解して、『物まね』といった同じ思考を行ていく必要があるでしょう。
もちろん、全くの違った方向からのアプローチで、それらの基礎知識がないなかでの発想というのも否定できませんが、なかなかそれは難しい分野であることは確かです。
ですから、まずはその研究分野の基礎知識はマスターしたうえで、前人未到の分野にチャレンジすることが必要でしょう。つまりは、まずはテキストをしっかり理解して、それからその先の応用問題といった感じで進めることは絶対に不可欠といえるのではないでしょうか。