今日からHASHIKENの授業の内容とその目的や必要性についてお伝えしていきたいと思います。
そもそもSSスタイルが確立していった背景にはどのようなものがあったのでしょうか。それは、受験方式の多様性、生徒の学力のばらつき、学校進度のばらつきなどを考えると、従来の先生が黒板の前で解答解説していく方式では、対応できない状況です。
にも関わらず、そのスタイルで授業を行っている学校などの授業には、あきらかに歪があることがわかります。特に私立の進学校などでは、そのスタイルを崩さないために、なるべく同じ学力の生徒に教えられるように、毎月学力試験を行い、生徒をレベル別に分けて教えるといったところもあります。とはいえ、それでも必ずしも生徒の学力にあった授業とはならないことでしょう。
そうであれば、逆に生徒主体で生徒のレベルにあった授業を展開したいと考えました。つまりは、生徒一人一人に対応した個別型の授業スタイルです。
とはいえ、そこにまた問題が生じてきます。すべての生徒を個別で教えることは可能なのか?さらに授業料もかなり高額になってしまうのではなかろうか?ということです。
その問題を解決したのが、SSシステムです。
ただここで勘違いしてほしくないのは、よくある個別指導と混同してほしくありません。
よくある個別指導のスタイルとして、一つは、学校の補習型になっているものがあります。学校の勉強のフォローをしていくことをメインとして、とりあえず生徒のわからないところを答えていく・・・たしかにそれも必要なところかもしれません。
また別の個別指導のスタイルは、本来一斉授業でやるべきところ、少子化などの影響で、生徒が集まらないので個別指導だとうたっている場合もあります。カリキュラムもテキストも一斉授業のものにも関わらず「生徒に‘より時間をかけて’めんどうをみてあげられます」といったものは、いかがなものでしょう。
そのような個別指導とは一線を画したものとなっています。次回は、よりその個別指導との違いをお伝えしていきたいと思います。