【65】映像授業が取り入れられる背景と問題点

最近は映像授業が流行っています。無料のものも含め、いろいろな形態がありますが、その問題点を考えていきたいと思いますが、まず映像授業が流行る理由について考えましょう。

最近、まわりの塾をみると、中学生の高校受験対象が多く、大学受験や高校生対象となると、ほとんど大手の映像授業を取り入れているところが多いようです。

原因の多くは、人材不足といえるでしょう。大学受験まで教えられる人材を確保するのは難しく、アルバイトの学生も、たいていは大学受験は避ける傾向にあります。

また映像授業での生徒が、難関大学に合格したときに、それはその塾自体の功績といえるのかどうか微妙なところではないでしょうか。まあ、宣伝のためにも、それをうたうところもあるようです。

高校合格までは面倒をみますが、それ以降は映像で勉強してくださいというのが主流になりつつあります。映像も、全国的な人気を誇る講師がやるのだから、間違いがないと思えるのかもしれません。

この映像授業だけで勉強することの問題点についていくつか考えていきたいと思います。①効果性、②計画性、③バックアップ体制にわけて考えていきましょう。次回、その効果性の問題について考えます。

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