【41】中高一貫で成績が落ちてしまう様子

なぜ、私立中高で成績が落ちてしまうのか。

そこにはまず閉鎖的な環境が大きく影響してきます。

クラスとしても1クラスか2クラスのメンバーとなることでしょう。そうすると、そこでの勉強などの様子しかしらないので、勉強というものがどういうものかしっかり確立されるのが難しくなります。

例えば、一人が、もっと勉強しようとしたとしても、周りがそんなに勉強しなくてもいいんじゃないといったお互いに足を引っ張りあってしまう状況があり、なかなか新しい勉強のスタイルや変化を遂げていくことが難しくなります。

また、それをリードすべき講師側も、かなり前向きな姿勢を取っていないと、旧態依然の教え方から脱却することなく、2020年に向けて変化が必要だと言われていても、その時になれば、まあなんとかなるでしょうレベルのところがあります。

なにより、生徒が集まっていることは、自分たちのシラバスが間違っていないことの証拠だという、変な勘違いが後押しして、結局また変化を望まない状況に入ります。

そうすると、周りの公立では、高校入試もあり、しっかり勉強していかないとならない状況で、しかもアクティブラーニングを意識した勉強が必要となり、それを実践しようとしてきていることを考えると、6年後におのずと大きな差が生じることは明白でしょう。

高校においては、内部進学生より、高校入試で入った生徒のほうが成績がよかったりします。本当に私立一貫であることの有効性がいかされているのかどうか疑問のところがあります。

はやりの中学入試ですが、そのあたりの内容をしっかり確認して学校は選んでいきたいものです。