【40】 私立中学高校で成績が下がってしまう場合がある

今月は私立中学の入試がありました。今年は、2020年の入試を意識して、記述型の入試問題が多かったようです。

実際、マークシートや空欄に答えを書いていくだけの入試よりも、記述で入学した生徒のほうがその後の成績もよいとの情報もあるようです。

ところで、大事なのは、入学してからではないでしょうか。私立中学入試を受けるくらいですから、かなり勉強には自信があることでしょう。

ところが、思わぬ落とし穴があります。その結果、高校を卒業するころに、Fクラスの大学しかなかったり、私立中高の所属する大学に内部進学するしかなかったりすることになる生徒が、少なからずいることを、声を大にしてお伝えしておきたい。

なぜそのようなことが起こるのか・・・

過去の記事を読まれてこられた方にはある程度の予測が立つかもしれませんが、問題は学校の側のカリキュラムや先生の意識の問題にあります。

かなりのポテンシャルのある生徒が中学から入ってきていても、この6年間で公立の生徒より成績が下がってしまう原因がここにあります。

ですから、学校の状況を確認する際に、ほんとうに成績が伸ばせる学校なのか、その出口はどのようになっているのか、確認することをお勧めしたいと思います。

より具体的にどのようなことが起こるのか、次回考えてみたいと思います。